勉強会、初のゲスト・ティチャーは「K先生」。東大文科Ⅱ類在学中の学生さんです。
「K先生」は、福岡県の出身で鹿児島ラ・サール中高を経て現役で東大に入学された人です。
大学でアケ兄と同じサークルに属し、小学生のみんなと勉強するには最適の人物というアケ兄の推薦もあって、ゲスト・ティチャーにお招きしました。
アケちゃんは、昨年の五月祭で顔を合わせているのですが、他の5人の男の子たちは初対面です。その風貌が九州男児らしいキリリとした顔つきで、アゴヒゲもちょっと蓄えているため、一見、こわそうに見えたようです。
でも、勉強を始めてみると、優しいお兄さんであることが分かり、すぐに親しく先生に語りかけるようになりました。
やっぱり、受験生にとって、「ラ・サール」の名称は、ふだんから塾のテキストや問題集で見慣れた校名です。そして、難しい学校らしいということも知っています。
みんなから自然に付いたあだ名は、「ラ・サールからの使者」でした。
テンポの良い説明と、「は・じ・き図」を活用した解法の紹介に、みんなも納得しながら算数の勉強ができたように思います。
その「K先生」のことばが印象的でした。
「大学生になってから、家庭教師や進学塾などで教えていますが、意外に基本的なことが習得できていないまま、入試問題レベルに挑戦している、いやチャレンジさせられている子が多いのが気になることがあります。その基本っていうのは、易しいというのと、ちょっと違うと思うのですが、たとえば、3/4と6/7とどっちが大きいかというような部分が感覚として身についていないまま、算数問題を解かなければいけないのって、可哀想だなと思うこともあります」
わたくしたち親は、この「ラ・サールからの使者」のアドバイスに耳をかたむけるべきだと思います。
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