2007年5月9日水曜日

「10年ひと昔」とは言いますが…

 じつは、わが家の中学受験は今回が初めてというわけではありません。もう大学生になっている兄がいて、10年前にすでに経験済みなのです。
 でも、この十年ですっかり様相が変わったことを実感しました。

 勉強は塾に任せて、親は健康管理とモチベーション維持につとめればいい、というのは昔の話。
 いまの時代、必要に応じて家庭でも勉強を見ていったほうが良さそうです。もちろん、塾のペースに乗りきって難関校を突破していける力強いお子さんもおられるでしょう。でも、娘は違うようです。ものすごいスピードで進む塾の授業についていけているのかどうか、毎週実施されるテストに追われ、金曜日、土曜日の週末は表情も暗くなります。塾から帰ったあとも、テストに備え、その週の出題範囲を必死で勉強しています。でも、頭に入っているかどうか…。

 「お兄ちゃんのときは、こんなに苦労しなかったのに」と、母親は言いますが、子どもはそれぞれ個性があり、理解の早さにも違いがあって当然。だからといって兄が優秀で妹がダメとは決めつけられません。
 娘(アケちゃん)のパパは考えました。
 では、親が基礎を教えよう。塾のカリキュラムや進度はどうでもいい。基礎基本がしっかり分かれば、かならず入試に役立つ。入試に間に合わなくたっていい。中学受験の勉強をしたことが、本人にとってどこかでプラスになるならそれでいいと。

 ただ、課題は、飽きっぽい「アケ・パパ」のこと。どこかで、「え~い、面倒だ、やめ、やめ」となるであろう危険性のあることです。いや、おそらく、そうなるでしょう。家庭内の約束事というのは、なかなか守られないのが、わが家の伝統です。

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