親元を離れて生活する子どもたちが、どんな食生活をおくるのかは、もっとも気になる点のひとつではないかと思います。
ちょうど、訪問させていただいたとき、お昼時をはさんでいました。
寮生600人が一同に会して食事のできる寮の大食堂でランチを食べてみました。
この日のメニューは、焼きそば、アメリカンドッグ、コンソメスープ、そして牛乳。量はかなりのものでお腹が一杯になりました。お代わりも自由。食べ盛りの高校生などは、自分の好きなだけお代わりをしています。
そして、北海道らしいと感じたのが、「牛乳は飲み放題」だということ。1リットル入りの牛乳パックがテーブルのあちこちに置かれ、好きなだけ飲むことができます。牛乳パックが空になると、新しいパックが提供されます。成長期の生徒たちにとっては、これはありがたいことですね。
お味のほうも、美味しいとおもいました。
目立たないことなのですが、感心したのが、先生方も生徒と同じ物を食べ、寮担当の先生が、食事ごとに、「検食者」として、食事内容、味、量などをきちんとチェックしていたことです。
600名という数の寮生をあずかる学校としては、細かな部分にも行き届いた配慮をしているのだと思いました。
ちなみに、この函館ラ・サール中高の学費ならびに寮費ですが、平均して月額10万円程度だそうです。これには、授業料、学納金、寮費、3食の食費、光熱費などが含まれます。
地方で物価が安いということも影響しているのかもしれませんが、トータル費用としては、リーズナブルであるのではないかと思いました。
また、女子の函館白百合学園中高の場合も、ほぼ同額の費用だそうです。こうしたコスト面におけるパフォーマンスの良さも、最近、寮のある学校が評価されつつある原因のひとつともいえるような気もしました。
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