2007年5月11日金曜日

中学受験とカード利用


 習った事項を、どう整理していくかは、小学生の学習においては、非常に大切なポイントだと思います。
 一般にはノートにまとめることが普通でしょう。
 もちろん、それが基本ではあると思うのですが、かならずしも、ノートがベストとは思いません。
 それは、どれが大切であるかが形のあるものとして認識しにくく、再びノートをみる機会は非常に少ないからです。
 
 そこで、私たちの勉強会では、大切なポイントはカード化して子どもたちに渡すことにしました。
 このカードは、一昔、いやもう二昔前になるでしょうか、京都大学の梅棹忠夫先生が岩波新書『知的生産の技術』で提唱され、学問を志す人びとの間で瞬く間に普及した「京大型カード」とよばれたものです。サイズは、B6版、ふつうのB5版大学ノートを半分にした大きさで、ちょっと厚みのあるもの。
 アケ・パパが学生のころは、本を読みながらメモしたり、論文を書くための資料整理などに、1項目、1枚のカードにせっせと書いていったものです。
 現今では、パソコンでのデータベース作りが容易になりましたので、研究者がこうしたカードを多用することはないようですが、中学受験においては、場合によるとノートより、このサイズのカードのほうが有益なことも多いと思います。
 カードであれば、時々見直すこともできますし、不要になれば削除することも容易です。
 左端に2穴の綴じる部分があり、小学生が自分で管理するのもかんたんです。

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