2007年5月9日水曜日

「勉強会」という選択肢を

 家庭内で継続しがたいのは、他者とのかかわりがないからだと想います。
 親子学習のむずかしさは、互いに甘えが出たり、必要以上にストイックになりがちなことです。できないと、つい厳しすぎる言葉を発してしまうのは、どなたもご経験があるのではないでしょうか。
 そこで、お仲間を募って、ほかのお子さんも一緒に勉強することを考えました。
 でも、同じ塾のかたや近所のかたでは、きっと集まりにくい面もあるかもしれません。まったく面識もない人で、同じくらいの到達度のお仲間が複数お集まりいただけないものか。

 そんな発想をもって、中学受験状況に詳しいM先生にご相談したところ、「保護者の方を対象にした講演会があるので、その会場で募集のチラシをお渡ししてもいいですよ」とのお話でした。
 では、早速、お願いしようと、「親の自主勉強会のお知らせ」を配らせていただいたのが4月の半ばです。
 妙なチラシにしました。なるべく目立たないように文字だけ。条件は、成績中位であること、偏差値では50近辺。

 電話とメールでのお問い合わせとしましたが、ご希望者がたくさんおられるのにはびっくり。
 塾ではありませんから、何の実績もありません。勉強会とはいえ、指導者の力量が問われるものでしょうから、反応がそうあるとは思っていませんでした。ところが、予想に反して、数多くのお問い合わせです。現在の成績をうかがうと、みなさん優秀です。「でも、基礎基本をじっくりやりなおす機会があるなら、ぜひ参加させてください。費用はお支払いします」とご熱心な様子。
 「いや、営業ではなく、うちの娘と同じくらいの到達度の方を募集させていただいておりますので…」と丁重にお断りすることがつづきました。
 それでも、2日間もしないうちに、5名のかたがたで条件に合致するメンバー候補がさだまってきました。
 一度、お集まりいただいてご相談をさせていただくことになりました。


 

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